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            漢文委員会 kanbuni-inkai 紀 頌之   

W350
●タイトル画の説明
永泰公主墓

中国、陝西(せんせい)省乾(けん)県にある乾陵(けんりょう)陪葬墓の一つ。唐の4代皇帝中宗李顕(りけん)の七女李仙(りせんけい)(684―701)の墓で、夫の武延基(680ころー701)と合葬されている。李仙は、李重潤(りじゅうじゅん)(682―701。706年懿徳(いとく)太子を追贈される)、武延基らとともに則天武后の怒りを買って701年に死を賜ったが、のち706年に永泰公主を追贈され、乾陵北原に陪葬された。1960年から1962年にかけて発掘調査を実施、多大の成果をあげた。
 墳丘は2段の方形台状をなし、下底の1辺は約56メートルで、懿徳太子墓の墳丘規模と大差ない。地下には全長87.5メートルにわたって墓道、過洞、天井(てんせい)、小龕(しょうがん)、甬道(ようどう)、前室、後室が南から北へ並ぶ。地下施設の各壁面には青竜、白虎(びゃっこ)、武人、闕楼(けつろう)、儀仗(ぎじょう)、戟架(げきか)など、唐代を代表する彩色画が描かれ、前室、後室には男女の侍者群像や日、月、星宿図が配されていた。盗掘を受けていたが、小龕などから三彩俑(さんさいよう)、陶磁器、金銀器など、1000余点の副葬品が発見されている。




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中国史に見る女性群像

T 項羽と虞美人
U 漢の高祖をめぐる二人の女性
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 ●匈奴王に嫁いだ王昭君−その実像と虚像
 ●吐蕃王に嫁いだ文成公王
 ●「蔡文姫姫、都に帰る」史話
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  「三長制」/三長制の実施/三長制施行の時期/仏教の
  復興−文明太后の崇仏
 ●唐朝の則天武后
  皇后の座をねらう武照儀の執念/武后、朝政を独裁する
  /武周革命−皇帝になった則天武后/竜門石窟の造営
  /ササン朝ベルシア文化・文物の移入
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王昭君




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薛濤
(768年 - 831年)は中国・唐代の伎女・詩人。魚玄機とならび詩妓の双璧と称される。長安の出身(一説では成都とも)。父の赴任とともに蜀へ移り、14・5歳の頃に任地で父が亡くなり17・8歳頃までに楽籍に入った(伎女となること)。
薛濤は西川節度使が管轄する官妓であった。「韋皐から李コ裕までの歴代十一人の節度使に仕えて、詩によって知遇を受けている。その間に元?・白居易・牛?孺・令狐楚・裴度・嚴綬・張籍・杜牧・劉禹錫等、凡そ二十人の名士とも詩を唱和したとされる。また薛濤が詠じた詩は、『稿簡贅筆』には「有詩五百首」とあるが、現存しているのは約九十首である。



薛濤井について
唐代の女流詩人薛涛にちなんで清代のはじめに造られ、成都の南部を流れている錦江のほとりに位置している。
薛涛は西暦770年に成都で誕生し、この地で父をなくし、楽妓に身を落すことになりました。しかし、詩才に富んでいる彼女は数多くの名詩を残して唐代一の女流詩人と称えられました。晩年彼女が水を汲み、詩箋(しせん)を作ったといわれる井戸が公園内にあります。詩箋が美しく明代に皇帝への貢物ともなったことから「薛涛井」としての名も広まりました。
薛涛は生涯を通じて竹を愛し、竹を広く植えることで竹を敬う気持ちを表した。彼女だけではなく、竹は昔から文人墨客が欠かしてはいけないものとして珍重されてきたものである。常緑植物として一年中生気に満ちていることから、中国では頑強なことのシンボルとなっている。常に天に向かい聳えたっているので、粘り強く向上心のあることに喩えられ、根がしっかりはっていることも自制心を持っている喩えとして賛美されている。
現在の望江楼は竹の公園として国内外の観光客を引き付けている。正門に入り、まず目に入るのは道の両側にびっしりと植え込まれている各種の竹である。130余りの種類があり、中国内で竹の品種の一番多い公園となっている。
公園の南西に立っている四層の建物が望江楼で、「崇麗閣」ともいい、下の二層が四角、上の二層が八角の楼閣で、そりかえった屋根は実に優美さを感じさせている。


春望詞四首  
〔一〕
花開不同賞,花落不同悲。
欲問相思處,花開花落時。
花さく季節が来ました。でもこの同じ場所で同じときに観賞することはないのです。花が落ちる季節になってもその悲しみを一緒にすることはないのですお聞きしたいことがあります。あなたがわたしのことを思ってくださる場所のことを。それがわかったら私がその場所に飛んで行って花さくときから花が散る時まで一緒に過ごしたいと思います。

〔二〕


?草結同心,將以遺知音。
春愁正斷?,春鳥復哀吟。
行楽を愉しむ中、二人で声を上げてたくさん草をとり、それを愛のあかしとして「同心むすび」にむすぶ。
まさに客とそれをしたことで恋しい人への思いをふと忘れ得たような思いがするのです。女の春の愁いというものはそんなことでも断ちることになるのです。春に盛んな鳥が啼くと、おんなにとってはまた悲しそうな聲でさえずっているように聞こえてきます。

〔三〕
風花日將老,佳期猶渺渺。
不結同心人,空結同心草。
春の日は終わろうとしている。風流な風も、行楽の花も、女もおいてゆく。又逢うことのお約束今なお、遠いぼんやりしたままなのです。心が通い合っているあの人とは結ばれることはなかった。でも、空しいことは、あのとき、誓い合って結んだ「同心むすび」の草を今一人で結んでいることなのです。


〔四〕
那堪花滿枝,翻作兩相思。
玉箸垂朝鏡,春風知不知。
枝もたわわに咲いている春の盛りの花を見るのはもうとてもたえきれない。だから、花は見たくないと背を向ける。まだきっと両方で恋しあっているはずなのです。鏡にあの人からもらったきれいなカンザシが鏡の中で光っている。春風は知ってか知らずか、カンザシをそっと揺らしてゆくのです。




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唐文化、生活と女性

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■唐時代の気風
■生活実態
■食事と料理
■女性の服装と化粧
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■女性に関する年中行事・趣味趣向
  /年中行事/運動・競技/屋外遊戯/酒と酒宴/屋内娯楽/喫茶と茶道/散楽と劇/牡丹の流行/異国趣味/無頼と刺青/遊侠と奢豪/虎と狐への信仰

■女性の家庭内の娯楽と節句の行事には次のようなものがあった。
人日の剪彩/蕩鞦韆(ぶらんこ蕩ぎ)/闘百草(百草を闘わす遊び)/弓子団子/七夕の乞巧(針仕事の占い)/拜新月/蔵鈎(鈎隠し)/動物の飼育

■唐代で最も特色のあるのは、女性たちの外出である。
元宵節観燈(燈龍の見物)/春薪踏青(ハイキング)/芝居見物/ポロ見物









唐代各階層の女性
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